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教育学部のAO入試を受験予定の者です。
第一次選抜の小論文についてですが、過去年度はどのような問題が出題されたかを教えていただけますでしょうか。
アイルランド 大学受験 教育学部 高3 2018/08/31(金) 21:08 No.1126 MAIL
そしき部
ご質問ありがとうございます。
回答が遅くなってしまい、ごめんなさい。

今回は私が受験した平成29年度のAO入試Ⅰ第1次選抜の問題を記します。

〈小論文出典〉
【問題文A】
Dweck,C.S.著
"Mindset:new psychology of success." New York:Ballantine. 2006年3項〜5項より、一部変更。
[単語総数883語、(約900語)]
【問題文B】
安彦忠彦(1987)
『自己評価-「自己教育論」を超えて』、日本図書文化協会、207項〜214項より、一部変更。
[自己評価について書かれている]
【資料C】
総務庁(2000)
「低年齢少年の価値観等に関する調査」85項〜89項より抜粋。
[「自分に自信がある」、「自分がだめな人間だと思うことがある」という自己評価の質問データ。小学生と中学生を対象に質問。]
【問題文D】
岡潔(著)森田真生(編)
『数学する人生』2016年52項〜57項所収。(初出)「螢雪時代」昭和39年7月号。
[数学者である著者が学ぶことについて書いている。解答する際に数学自体は重要ではない。]

〈設問〉
[設問一]
問題文Aに示されている人間の能力や知能に関する2つの立場について300字で説明しなさい。
[設問二]
問1
太線部「自分を頼りないものとするならば、何を頼りとすればよいのかと新たな模索を始める方向」と「自分の頼りなさを徹底的に知るということが自分にはできたということに対する自己評価、自分自身への信頼の方向」の二つのうち、自分ならどちらの方向をとるか、これまでの経験も踏まえて、600字以内で論じなさい。
問2
「自分自身への信頼の方向」に向かう子どものうち波線部「他の子どもは知らないのに、自分だけが知っている」として天狗になる子どもと「『違い』だけを意識して高慢になることはない」子どもは、どのような思考判断をすることによって異なってくるのか、400字以内で説明しなさい。
[設問三]
問1
図1ならびに図2からどのような傾向が読み取れるか述べなさい。
問2
問1で述べた傾向について、なぜそのような傾向に至ったのか、300字以内であなたの考えを述べなさい。
[設問四]
問題文Dの二重線部では「そこまでしかわからない」と述べているにもかかわらず、筆者は数学者としての活動を続けた。それはなぜだと考えるか。わからないことをやる、あるいはやり続ける理由について、あなたの考えを1000字以内で答えなさい。その際、他の問題文と資料の内容をふまえ、あなた自身の経験を織り込んで論じなさい。

合計字数は2600+α字でした。これを180分ですべて解答します。終了1分前になんとか解答を終えたのを思い出します…とにかく大変です。
とにかく読み続けてください。いつか読み終わります。そういうレベルで長文が何本も続くのです。
英文も日本文もとにかく速く、とにかく正確に読む力が必要です。身につけておいてください。そして、迅速に要旨をとらえる力も必要です。パラグラフ解釈が上手く出来るといいですね。要旨をとらえるということは、筆者が何を言いたいのかを捉えること、そして出題者が何を期待して問題を作成しているのかを捉えることです。
そしてとにかくペンをはしらせてください。私には下書きを書いている時間はありませんでした。構成を大雑把に考え、自分の書きたいことを原稿用紙に書き続けていった記憶があります。下書きをせずとも、構成を考え、何をどのように書くのか頭でシュミレーションする力を身につけておくと安心かと思います。

参考になさってください。
なお、平成30年度の小論文の問題に関しては、このサイトの左上の検索フォームで「小論文」と検索なさるとご覧になることができます。他にもたくさん類似した質問がありますので「教育学部」などでも検索してみてくださいね。
私は今年、教育学部の2年生になりました。専攻教育が始まり、自分の学びたいことを学んでいます。とても楽しいです。質問者様もぜひ、教育学部へ合格して、こちら側へ来てください。半年後、教育学部のイベントで九州大学に入学した質問者様とお会いできるのを楽しみにしています!
教育学部2年 2018/09/30(日) 18:18 EDIT DEL
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